コンペティション
2017.12.19
マツダとOptHubの複数車種をまとめて設計する最適化の共同研究プロジェクト
マツダ株式会社

自動車メーカーのマツダ株式会社様とOptHubは「アカデミックと実問題の架け橋」をテーマに、進化計算技術を活用した複数車種の同時設計最適化の共同研究プロジェクトを実施しました。
本プロジェクトでは、マツダ様、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、東京理科大学から公開された「複数車種の同時設計ベンチマーク問題」を題材に、限られたリソースで複数の車種を同時に最適設計するアルゴリズムの開発を目指しました。
テーマとなった同時設計は、開発要素が増え続ける自動車業界で、どの車種にどの技術やリソースを配分するかを決める仕組みです。
一見単純に見えますが、実際には多数の変数、厳しい制約条件、機密性の担保といった多くの要素が関わる分野です。たとえば、アカデミックなベンチマーク問題では簡単に実行可能解が見つかるのに、現場の問題では実行可能解すら出てこないケースが頻発します。この「学術的な問題」と「現場のエンジニアが日々感じる難しさ」のギャップをどう埋めるかがテーマでした。
そこでOptHubは、公開ベンチマーク問題を題材に、アルゴリズムを募る技術コンテスト形式で研究者・学生など多様な参加者からアプローチをOptHub Competitionで募りました。実問題の特徴を残しつつ機密性を確保し、多くの人が取り組める形にするという難しいバランスを追求した問題設定となりました。
この取り組みを通じて、マツダ様は学生たちがものづくりの複雑さを楽しみながら取り組む姿を見ることができ、製造業への関心を喚起するきっかけになったと仰っていました。また、参加者の思考プロセスが現場の専門家に近づいていることも確認できたとのことです。